幼犬の悩み

迎えたばかりの子犬が血便!チェックするポイントはコレ

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子犬 血便 チワワ

お迎えしたばかりのわんちゃんの便を見たら血がついてた!

ってなったらびっくりしますよね。
でも、どんな病気か分からないし、どうしたらよいか分からない。

と感じると思います。

なに?って思う犬

血便は血の付き方、色や状態でどんな原因か大まかに知ることができます。

このブログで紹介しているポイントをしっかり押さえてチェックすれば病院に連れて行ったときにどのように説明すればよいか分かります。便の中に血が混ざるようなものが出た場合には、すぐに動物病院へ連れて行った方が良いです。その時にしっかり獣医師さんに症状を伝えられるようにしておきましょう。

そんな血便で押さえるべきポイントを紹介しますのでご覧くださいね。

子犬の血便に多い原因

子犬 血便 原因 勉強中の犬

犬パルボウイルス

ワクチンで予防ができますので所定の時期にワクチン接種が必要です。
子犬の時に感染し腸炎を引き起こすと激しい下痢と嘔吐の症状が出ます。下痢に血が混じり粘液性の血便が出ることもあります。致死率も高いのですぐに病院へ連れていきましょう。脱水症状にもなりやすいので気を付けましょう。

環境変化によるストレス

子犬のうちは住む場所が変わったり、部屋の模様替えなどでもストレスを感じ胃腸炎になり炎症部から出血することがあります。

ドッグフードが変わっただけでも体調を崩し血便になることもあります。
しかし、単なるストレスと決めつけず便の表面だけでなく内部にも血が混ざるようでしたらすぐに受診することをお勧めします。

誤飲・誤食

まだ経験も少なく好奇心旺盛な時期は何でも口入れてしまい、おもちゃや小石などを誤飲した場合は内臓が物理的に傷つき出血してします。

食事の場所と違うところで口をもぐもぐしていたらその後の便には気を付けましょう。
また、長いひも状の場合は口や肛門からちょっと出ている場合がありますが、その場合はご自身で取ることは絶対にしないでください。他の部分を引っ張って傷付けてしまったり、切れて内部に入り込んでしまうことがあります。

血便の症状を持つその他の疾病など

血便が出るということは身体の内部で何かが原因で傷がついていること言うことです。その原因が寄生虫や細菌、ウイルスであったり、食事が原因であったり様々です。

わんこの血便で起こりやすい一例を挙げますので参考になれば幸いです。

食べ物の中毒症状

子犬 血便 食事

ネギ類を食べた場合、中毒症状で内臓出血することがあります。アリルプロピルジスルファイドという有機硫黄化合物はジアリルジスルフィドと並んでタマネギ中毒の原因物質とされおり、玉ねぎやニラ、ニンニク、などをうっかり食べさせてしまうと中毒症状を起こし血便になることもあります。お庭で遊ばせていたら、花壇の球根をイタズラしていた!なんて場合も要注意です。

血液中のヘモグロビンが酸化し溶血性貧血を起こします。溶血すると、血液中の赤血球が破壊され血色素が体液中に流れ出し尿や便に混ざり排出され血便となります。
また、チョコレートを代表するカカオ製品でも中毒を起こします。カカオに含まれるテオブロミンは犬の持つ消化酵素では代謝しづらいので体内に長時間とどまり毒性を発揮します。痙攣や不整脈、内臓出血を起こし、下痢など起こし血が混ざることもあります。

どちらの場合も獣医師の診断を受け適切な処置を受けてください。

アレルギー性大腸炎

人間と同じように食物によるアレルギーが犬にも起こります。昔よりも犬が食べるえさの量も種類も増えてアレルゲンに接する機会も増えており、近年では全体の約40%がアレルギー持ちだとも言われています。

わんこがアレルギー反応を示すことが多いアレルゲンは小麦、大豆、とうもろこし、鶏肉、羊肉などです。

アレルギーかどうかは血液検査で調べることができますので、気になる方はかかりつけの動物病院で相談してみましょう。

また、アレルギー症状を起こしてる場合は皮膚炎も併発していることもありますのでチェックしてみましょう。

お尻の周りの炎症

肛門の周りに炎症が起きていたり、裂傷がある場合便に血が「付着」することがあります。この場合、便の表面に血液が付着することが多いです。

また、子犬にはあまり多くありませんが、肛門嚢の炎症や破裂、会陰ヘルニアや肛門周囲の腫瘍などがあっても血便になることがあります。

内臓疾患

胃、小腸、大腸など内臓に異状があり炎症やポリープ(腫瘍)がある場合や寄生虫や病原性の細菌やウイルスなどの感染がある場合、潰瘍や炎症部の出血を伴い、便の中に血が混ざります。

真っ赤な血ではなく酸化して黒ずんだ血になりますので便の色もそれに伴い黒くなります。出血量が多い場合タール状の真っ黒な便が出ます。この場合は症状が進行していることがありますのですぐに病院へ連れていきましょう。

また、内臓疾患系の血便は普段ないような悪臭を放ったりすることもあります。便のにおいも重要な情報ですのでちょっと臭いかもしれませんが便のにおいのチェックは習慣化しておくとよいでしょう。

血液の異常

血便の原因 マダニ

主にノミやマダニなどの寄生虫の吸血による出血が原因になることが多いです。虫の多そうな茂みや森などを散歩している場合は注意してください。また、自己免疫性溶血性や再生不良性の貧血の場合があります。

 

鉤虫症(犬十二指腸虫症)

鉤(かぎ)と表現されるキバのような小さな歯で腸内粘膜に食い込み、血液を吸うことから貧血を起こします。症状が重症な場合はチアノーゼがでます。ほかにもタール状の血便を含む下痢、食欲不振、元気がない、胃腸障害などの症状が見られ、重傷の場合は死に至ります。

コクシジウム症

この感染症は特に子犬での発症が多く、ストレスなどで免疫力が低下したときに症状が出やすくなります。

下痢状の血便、粘液便が初期症状として見られます。脱水、貧血、衰弱などの症状が出てくると重症化していますのですぐに動物病院へ連れていきましょう。また、免疫力が低下していますので細菌やウィルスの二次感染を起こしやすいです。

体力が無かったり症状が重篤化しやすいと、場合によっては死に至ることもありますので注意してください。

治療の結果、便が正常になってもオーシストという卵の様なものが数週間~数ヶ月単位にわたって排泄されるので、便の処理はもちろん、生活圏の衛生管理も大事となります。

検便をし、オーシストが確認されれば駆虫薬を与えます。下痢など症状が重い場合には、点滴や輸血が必要になることもあります。

レプトスピラ症

レプトスピラという細菌の感染で肝障害や急性腎不全などを起こす病気です。感染しても不顕性(症状が出ない)であることが多いですが、症状が出て重症になると死に至る場合もあります。

レプトスピラ症は人獣共通感染症(ズーノーシス)です。保菌者であるネズミで水源や食物が汚染されるよって人も感染することがあります。

レプトスピラ症の予防にはワクチン接種が有効です。定期的に接種を行うようにしましょう。

犬コロナウイルス感染症 (腸炎)

犬コロナウイルス感染症は、ウイルスが消化管に感染することで起こる病気です。成犬は症状が現れることが少ないですが、抵抗力の低い子犬が感染すると下痢や嘔吐などの消化器症状が見られます

症状が強く下痢が長引く場合は脱水症状を起こすこともあります。

犬コロナウイルス感染症は、1日ほどの輸液治療と食事制限といった対処療法で、多くの場合は早期に回復します。

予防は混合ワクチンの接種が有効です。子犬のうちから推奨されているワクチンを指定回数接種するようにしましょう。

子犬の血便の色で見分ける

出血している場所や状態などでも便の色が変化します。場合によっては重篤な病気の場合もありますのでしっかりチェックしましょう。

子犬 血便 チワワ

真っ赤な色の血が便の周囲に付着している

排便時に出血部の血が付着します。この場合は大腸の終わりの部分や肛門などで裂傷などで出血していることが原因となります。

頻繁に下痢をする場合や固い便が出た時にこすれたり便の勢いで切れて出血することが多いです。何日も続く場合は獣医師に相談しましょう。

真っ赤な色の血が便に混ざっている

表面ではなく便の内部まで赤い血が混ざっている場合、消化器系の下流(小腸・大腸)で出血しており、下痢、嘔吐、食欲不振、元気がないなどの症状があるのも特徴です。すぐに受診し適切な処置を受けましょう。

赤黒い(赤褐色)の便

玉ねぎやチョコレートなどの誤食による中毒症状や寄生虫の感染が原因になっていることが多いです。食中毒の場合は血尿も伴います。緊急度が高い症状でありますのですぐに病院へ連れていくいつ用があります。

黒色の便

消化器系で特に小腸よりも上の内臓で出血のある場合、黒いうんちが出ることがあります。症状に比例して色は黒くなりねばねばしてきます。真っ黒なタール状の便が出ることがありますので注意してください。

ケチャップのような便

鮮血の割合が多いときに起こりますので、症状が重篤な場合が多いです。感染症にかかっている可能性が非常に高く、嘔吐、震えなど他の症状がみられる場合は緊急で動物病院へ連れていき適切な処置を受けましょう。

ゼリー状の血便(粘膜便・粘液便)

大腸の粘膜が誤飲誤食などの物理的な裂傷、病原性炎症などではがれすぎてしまったときに起こります。大腸性の下痢の時に多く見られますが、原因が複数考えられます。

獣医師の診断を受けない事には原因が明らかになりませんので、元気が無かったり、嘔吐など他の症状がみられる場合にはすぐに病院へ連れていきましょう。

血便が出た時にチェックすること

勉強犬

まず初めにお伝えしたいことは、症状は獣医師の診断でないとはっきりわかりませんので自己判断はせずにチェックポイントを正確に記録して獣医師に伝えられるようにしましょう。

血便が出るときは、他にも症状が出ていることが多いです。愛犬の様子をつぶさに観察して日ごろの様子と違うところや明らかな病気の症状をリストアップしてください。

便の状態のチェックポイント

  • 血便の色、形、量、におい、1日の回数
  • 血便の頻度、いつからか
  • 血の量や色に変化があったか

 

便以外のチェックポイント

  • 下痢、便秘、嘔吐、震え、発熱、黄疸などのほかの症状が出ていないか
  • 食欲の有無
  • 皮膚や歯茎に病変がないか
  • 元気かどうか
  • ここ1週間で食事内容に変化があったか
  • ここ1週間で食べる量に変化があったか
  • 散歩などで連れ出した場所

 

これらの情報はメモをしておきましょう。いざ獣医師さんの問診の時に伝えようと思ってもうまく伝えられなかったり忘れてしまったりすることがありますので紙やスマホなどの媒体に記録しておくことが重要です。

また、病気にいち早く気が付くためにも日ごろの様子を日記にしておいたり、スマホやカメラなどで動画に収めておくと良いです。病気の早期発見のためにも役に立ちますが、可愛い愛犬の記録を残しておくのは楽しい事ですよ。

いつもは元気に散歩に出かけるのに何だか嫌がったり歩くのが遅かったりするのも体調不良のサインですので、家の中の様子だけでなく、外での様子にも気を配ってあげてくださいね。

動物病院に連れていく前にすること

ペット保険

血便が出た時は、その便の状態は非常に重要な情報をたくさん持っています。出来るだけ便をそのままの形で採取して獣医師に見せることが大事です。

できれば、動物病院に連れていく12時間以内の便を採取して、色形、水分量、においなどが分かるように保存してください。捨てても良い密閉できるタッパーなどに採取して持っていきましょう。

血便は酸素に触れるとヘモグロビンが酸化して黒く変色していきます。時間がたちすぎると正確な診断ができなくなります。なるべく排便してすぐのものを持っていきましょう。

子犬が血便を出した時のまとめ

お迎えしたばかりの子犬が血便を出したらものすごく慌てると思います。

特にペット自体が初めての人には恐怖を感じることさえあると思います。
動物病院に電話でも症状を相談することが可能ですので、血便が出たら焦らず落ち着いて上記にあるようなポイントを押さえて状態を伝えましょう

最近は知恵袋やSNSなどインターネット上で気軽に相談できる場所もありますし、情報収集も容易ですが、情報が正確でなかったりインターネットの情報を眺めていて手遅れになってしまうこともあります。便の内部に血が混ざっている場合はすぐに動物病院へ連れていくことが何よりも大事です

これから始まる楽しいわんちゃんライフが素敵なものになることを願っております。
何か分からないことがありましたら当店でもお役に手たることがありますのでご相談ください。

このブログがあなたの一助になりますように。

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